ISMなんちゃってアメリカ旅行日記
Part4 ロサンゼルス編

十一日目

11日目 8月 18日 (月) 夢と魔法のキングダム

朝はいい天気、この旅もそろそろ終わりに近づいてきた。

時間は6:30・・・と、ベッドから体を起こし着替えを済ませる。

朝食はパン、いい加減飽き飽きしているのだがこればかりは仕方がない。

8:00にはディズニーランドのツアーバスがやってくる。

カメラ、財布、パスポートを持ち、いざ出発!

「これからもう一つのグループを迎えに行ってから、サンタモニカの街に寄ります。」

へ〜、サンタモニカか〜、海が綺麗だしいいところだね〜。
っておい!
サンタモニカからディズニーランドまでは90分近くかかるじゃないか!
ホテルから直行したら60分でつくはずなのに!

「事務所がサンタモニカにありますので・・・。」

それならわざわざ朝早くから起きた意味がないじゃん!
どちらかというとユニバーサル・スタジオ寄り。

結局仕方がないのでサンタモニカの街に行く。

海は見えなかった。

・・・、そして出来るだけ早く着くようにと高速道路を爆走するバス。
日本とはスピード感覚が全然違うようだ。

何とかついたときには10:30、さあ遊ぶぞー!

まず、最初に乗ったのは「ビックサンダーマウンテン」
ちなみに僕がとてもジェットコースターに弱いのは過去の日記をよく読んで下さっ ている方ならおわかりだろう。

しかし!今回の僕はひと味違うぜ!
前回のおかげでパワーアップしたのだ!

次はいよいよ僕達の番か・・・、
ゴー、ひゃぁ〜。

あー気持ちよかった。
わざとゴトゴト揺らして古くさく見せているところが面白いんだよね。

・・・これはあとあとの話だが、僕たちが乗った2週間後にそのビックサンダーマウンテンが脱線
1人が死亡するといった事故が発生した。
今でもぞっとするこわーい話・・・死んでいなくてよかった〜・・・。

さてさて、続いて「イッツァースモールワールド」
東京のは、日本語中心だがこっちは全国語対応版。
日本語もちゃんとあったよ。

そして昼ご飯、食べられるものといったら一つしかありません。
チキンとコーラ。
はい!おきまり!

腹も満たされたことだし、次は何に乗ろうかな?
・・・と、東京にはないジェットコースターを発見。
名前は「Matterhorn Bobsleds」
雪山をボブスレーで滑り降りるタイプのジェットコースターなのだが、乗り物が実際にボブスレー型で
シートベルトをし、足を伸ばした体勢で座らなければならない。
二人で乗る場合には一人が足を広げ股の間にもう一人が座らなければならない。
体が固い人には向かないね。

一人で乗ったけれど、中は真っ暗だったり突然雪男が出てきたりとスリル満点、
最後は水の中につっこむ。

感想は・・・足を伸ばした体勢で上に上っていくというのがとても辛く足を攣(つ)りそうになって怖かった・・・かな?
暗闇や音、落下するのが怖いじゃなくて攣りそうで怖いというのは怖がるところを間違えているね!
ちなみによく運動をすれば攣りません。

それから、乗ったのが「インディ・ジョーンズ(本当の名前は忘れた)」
東京ディズニーシーにはあるらしいけどね、乗ってみよう!

待ち時間は45分、長い。
・・・。

ああ、やっと乗れたよ!

乗り物は車型でシートベルトや前には荷物入れのネットまで。
・・・なんだか嫌な予感がするな。(スピル・バーグ映画お決まりのセリフ)

ガクン。

おっ。

ゴトゴトゴトゴト。

おお。

ズン。

おお?

ゴー。

おおおおおぉぉぉぉぉっ!?

ヒュンヒュンヒュン

うあぁぁぁぁぁぁっ!

ドーン。

ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!!!

ドドーン・・・。

・・・。(気絶)

よくわからない方も多いとは思いますが、こんな感じ。
実際は気絶なんかしていないからね!そこの所、ご安心を。

まあ、ジェットコースターと違って落ちるところも全てコンピューターだからあまり怖くはないんだよね。
雰囲気は随分と出ていたみたいだけど。

さて、夕食をとり外はすっかり夕焼け色、迎えのバスが7:00に来るからそれまでに帰らないといけないんだよね。

じゃあ、次が最後かな?

・・・と乗ったのが「カリブの海賊」
ご存じの方は多いので説明は省略。
知らない人は乗った方がいいもんね!

ところで僕が一番苦手としている直滑降、東京では一回しか直滑降はない。
しかし、アメリカは違った。

続けざまに二回連続で落下。
まあ、あまり怖くなかったでふ。

ちなみに中は天井がたかぁーく東京よりも迫力があったよ。

そして、ディズニーランドで適当なお土産を買い、そこを後にする。

バスに乗り込み、そしてホテルに帰る。
バスの中から見た夕焼けはとても綺麗だった。

12日目 8月 19日 (火) 映画の世界に飛び込もう!

さわやかな朝。
アメリカに丸一日いられるのは今日が最後。

しかし、まだメインイベント「ユニバーサル・スタジオ」が残っていた!

昨日はバスツアーを利用し、散々な目にあったので今回はタクシー。
タクシーの運転手はいい人で、60ドル以上になったときメーターを止めてくれた!
ロサンゼルスには変なタクシーが多いらしいがこういういいタクシーの運転手さんもいるのだ!

そんなこんなでハリウッドの街に到着、ストリートを通り抜けユニバーサル・スタジオへ。
おお、よくみるユニバーサルと書かれた地球のオブジェが!

昨日は魔法の王国だったが今回は映画の世界、一体どんなアトラクションが待ちかまえているのか?

まず、初めに行った先は「STUDIO TOUR(スタジオ・ツアー)」
「START YOUR DAY HERE!(ここからあなたの一日を始めよう!)」とまで言われたらココから行くしかないでしょ♪

ちなみに、内容だけど実際に連結型のバスのような乗り物に乗ってハリウッドの映画撮影所の一部を
見ることが出来るというもの。
ハリウッドの人々が働いている様子や映画の撮影に使われた場所などを見る事が出来て面白い。

・・・とここで終わらせてしまうのが日本、だがアメリカは何しろスケールが違う。
乗り物はスタジオの中へと入ってゆく。

暗い。
横に見えるのは・・・ビルのセットかな?
だが次の瞬間ヘリコプターが落ちてきて炎上してしまった。
もちろん偽物なんだけど暑さは本物、よくできてる。
そして更にスタジオの奥へと進んでいくと・・・。

突然乗り物が揺れる、床が揺れているのかな?
なんだか前の方が騒がしい。

揺れたぐらいで騒ぐなよな〜。

・・・と見るとキングコングが橋を揺らしている、何という臨場感!まるで本物みたいだ!
ってゆーか、暑いんですけど、炎。

スタジオを抜け、また色々なセットを見ていく・・・と池の橋を渡る、・・・嫌な予感。
池の真ん中ではダイバー(人形)がハーイ、と手を振っている。
すると突然ダイバーが池に沈み、水が赤く染まってゆく・・・。
緊張感あふれる音楽、何かが迫ってきている!?
池を泳ぐ三角型の背びれ。
そう、まぎれもなく彼である。
突然襲いかかるジョーズ!炎上するタンク!ガソリンの無駄遣い!(そっちかよ!)

いやぁ・・・凄いな。
アメリカはやっぱりやることが違いすぎる。

30分ほどのツアーが終わる、さて、次は・・・。
と、目に入ったのが「BACK TO THE FUTURE THE RIDE(バック・トゥー・ザ・フューチャー・ザ・ライド)」

これは、同名の映画が舞台の屋内型アトラクション。
宇宙の終わりを宣告する悪役に盗まれたデロリアン(タイムマシン)を取り戻すため、ドク・ブラウン博士が新しく
作り上げた遠隔操作のタイムマシンに乗り、時を超えて悪役を捕まえるという設定。

時を超えられたら捕まえられないと思うのは僕だけかな?
・・・というか、過去に戻られたらタイムマシンそのものが完成しなくなる恐れもあると思うんですけど。

そんなことお構いなしに、空を舞台に時を超えたカーチェイスが始まる。
初めは20年前のヒル・バレー、そして氷河期、ジュラ紀と時代をさかのぼってゆく。

あり得ないほどの乗り物酔い。
タイムワープするたびに座席が後ろに倒れるのは勘弁。
終わった後には足はガクガク、気分は悪い。
それでも内容には満足し、お昼ご飯を食べに行く。

昼ご飯は「Doc Browns Fancy Chickin(ドク・ブラウンのファンキー・チキン)」

2日連続チキンは辛いがこんな物しか食べられないんだよ!
ムキーっ!

でも美味い、んで、飲み物はもちろんコーラ。
この旅行中何本飲んだんだろうか?

さて、満腹したところで何に乗ろうか?
・・・と、どうやら「Animal Planet(アニマル・プラネット)」という劇のようなものが始まるらしいので、劇場に直行。
内容は、動物たちが色々な特技や劇を披露してくれるコメディー風の作品で、なかなか可愛らしくて面白かった。

それからは、「SHREK 4D(シュレック・フォーディー)」、
「MUMMY RETURNS CHANBER OF DOOM(マミーリターンズ・シャンバー・オブ・ドーム)」
等など一通りアトラクションを回った後、最後にメインイベントの
「JURASSIC PARK THE RIDE(ジュラシック・パーク・ザ・ライド)」に乗ることに。

これは、ユニバーサル・スタジオのアトラクションの中でも有名だと思うけど、
船に乗って、ジュラシックパークへ出かけたら途中で肉食恐竜に襲われ、最後は逃げるために
滝から落ちるという設定のアトラクション。

おわかりかとは思いますが、最後は直滑降です。(僕は直滑降が苦手)
ビル5回の高さから落ちます。
冗談じゃありません。
怖いです。
しかし、ここまできたのなら乗らなくては・・・!

・・・!

30分並んで乗る。

最初は原作通り、
しかし、途中からが大変。
肉食恐竜に襲われ、タクシーは落ちてくるわ、火花は散っているわ、水は落ちてくるわでもうめちゃくちゃ。
そして、最後に頂点まで登り切り、落下!

怖い!怖いよ!体が浮くよ!

ドパーン・・・!!!

あー!こわかっただー!ふふふ・・・もう笑うしかないね・・・。
周りを見たらみんな笑っている。
人間は過度の恐怖を味わうと笑ってしまうらしいが、まさにその通り。
横の他人とすっかり意気投合し、乗り物から降りる。

なんだかすごく楽しかった。
家族全員でもう一回乗ろう!

・・・と、再挑戦。
もう怖くないぞ!

 

・・・やっぱり怖かったです。
上に上っていくとき、後悔しました。
なんでもう一回乗ろうなんて考えたんだろう・・・。
ええい!乗ってしまったんだ!仕方がない!覚悟を決めるぞ!

ひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・。

 

 

沈む夕日がハリウッドの空をオレンジに染めていく。
アメリカでの最後の夕日だ。
お土産を持ち、ロサンゼルスへと戻るタクシー。
今日ほど楽しい日はなかなか無いのではないだろうか?

ホテルについて、夕飯は日本食を食べる。
明日は本当に最終日、そろそろ日本が恋しくなってきた。
そんな思いを胸に眠りにつくのであった!

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