ISMなんちゃってアメリカ旅行日記
Part2 学校編

四日目〜八日目

4日目 8月 11日 (月) 英語学校(1) ほとばしる緊張

朝8時、英語学校へ出発!

徒歩10分!

ドキドキドキドキ

到着!

ドキドキドキドキドキドキドキドキ

「Hi!」

あ・・・ぐっどもーにんぐ!

「How are you?」

は・・・はうあーゆー!

(訳)
相手:こんにちは!
自分:あ・・・お早うございます!
相手:ご機嫌いかが?
自分:あなたの調子はどうでしょうか!

もはや会話じゃありません。

受付も先生も全員英語しか話せない。
これは・・・大変だ!
なんとか受付の言っている人のことを理解し、テストを受ける。

(1)
次のうち、文法が正しいのはどれか。(英語で書いてあります)

a.I am student..
b.I am a student.
c.I student..

・・・僕をなめているのですか?

こんな調子で60番まで解いていく。
流石に30をこえたあたりから難しかったけど・・・。

その次はインタビューを受ける。
よーするに会話テストか。

難なくクリア。
その後・・・

「あなたは10:30まで自由時間です!」(英語)

10:30・・・ってあと1時間15分もあるんですけど・・・。
仕方ないので座って75分待つ。

10:30になった!・・・しかし何も始まらない。

まったく適当なんだから!(言い過ぎ)

ようやく先生がやってきて、どうやら別の場所で授業をやるらしく連れられて地下鉄で移動。

ガタンゴトン・・・。

何度乗ってもこの地下鉄には慣れない、なにしろ急発進急停車は当たり前。
ジェットコースターのキャッチフレーズみたいだ。
超高速で急発進急停車急旋回をします!
着いた駅は、パーク・ストリート。(Park Street)
ボストン・コモンのはじっこの方にある駅である。

そこから少し坂を上がったところに別のビルがあった。

ドキドキドキドキ・・・やっぱり緊張するなぁ・・・。

「Hi!」

ハロー!

「Nice to meet you!」

ないすとぅーみーとぅーとぅー!

念のため(訳)
相手:やあ!
自分:こんにちは!
相手:はじめまして!
自分:こちらこそはじめまして!

言えた!
英語なんて軽い軽い!

「Sit down please!」(訳)座ってください!

結構いい先生だなぁ!

授業開始

ペラペラペラペラペラペラ・・・。

わかんねぇぇぇぇっ!!!!!
全然わからん!単語も知らないし・・・!

「あなたはどうですか?」(もちろん英語で)

何をぉぉぉぉっ!?

えーっ・・・あのー・・・うん?
わんもあぷりーず!(訳)もう一度言って下さい。

ペラペラペラペラ。

やっぱりわからない・・・。
ここに来て最大のピンチだ!

「これを説明すればいいんだよ。」

日本語!?

となりから救いの手をさしのべてくれた日本の人!
感謝します!

よし!これで説明できる!
・・・

中学校1年レベルの説明になってしまいました。
何とか通じたからよかったけれど。(ひょっとしたらわかったフリをしてくださっただけかも!?)

その後、ゲームなどをして楽しいひとときを過ごし帰宅!

ガチャ。

鍵が開かない!?

しまった!誰もいないのか!

僕は鍵など持ってもいなく、家族は出かけていて部屋にはいることが出来ない。
再びピンチが訪れる!

しかたない・・・管理人さんに開けてもらうか。

しかしそこには厚い言葉の壁がある。
一体なんて言えばいいのだろうか・・・。

頭の中で考え、ようやくまとまる。
よし!当たって砕けろだ!

えくすきゅーずみー。
くっぢゅーおーぷんざどあ?

「?」

あ・・・びこーず、まいふぁみりーいずかみんぐあうと!あいどんとはぶざきー!

(訳)
自分:すみません、扉を開けてもらえませんか?
相手:?
自分:なぜならば、家族が出かけていて私は鍵を持っていません!

めちゃくちゃな英語だ。
それでも何とか通じて開けてもらうことに成功。

文法が間違いだらけな気がするが、そこは高校1年生という事で大目に見てください。

その後、昼食をとり。
のーんびりと過ごし、やはり夜は早く寝る。

明日も学校だ、なんとか英語が話せるようにならなければ。

5日目 8月 12日 (火) 英語学校(2) ほのかな奇跡

朝起きて、学校へ出発。

昨日行ったパーク・ストリートにある学校に先に行った後、午後から家から徒歩10分の所にある
初めに行った場所で授業を受けることになっているのだ。

実は地下鉄を一人で乗るのは初めて、あまり経験がないためちょっと怖い。

まずはトークンを買おう。

$1投入!

カラン♪(トークンはコインです)

出た出た。

さあ乗るぞぉ!

・・・来ない。

10分経過、まだ来ない。

15分経過、来た。
轟音と共に。

おっしゃあ!のりこむぜ!
そしてなんなくパーク・ストリートに到着。
(誰ですか?そこでチッとか言っているヤツは!)

学校に入る。

誰もいない。

早すぎたのかなぁ?

するとそこに先生が来る。

「Hi!」

ぐっどもーにんぐ!

「How are you?」

はうあー・・・あいむふぁいん!
あんぢゅー?

(無視)

(訳)
相手:やあ!
自分:お早うございます!
相手:ご機嫌いかが?
自分:あなたの・・・私は元気です!あなたはどうですか?
相手:(無視)

ヒドイね。
聞こえなかったのかなぁ?
大きな声で言ったつもりなんだけど。

そして授業開始、1時間目は文法。

まだ習っていない用法を学ぶことになるが、なにしろ教科書も先生も英語。
理解が出来ない。
それなのに、ドリルの答えを言えって言われてもねぇ。
できないんですよ。

適当に言ってみるか。

正解。

・・・マジで?

そんなこんなで、2時間目、会話練習の授業だ。

「Hi!」

はい!

(訳)
相手:やあ。
自分:あ、どうも。

うん・・・まあいいかな。
んで、今日の授業は?

と、先生一枚の紙を用意しろと言う。
ノートをびりびり破いて用意。(2枚ほど破く途中で失敗)

さて、何を始めるのか?

「まず半分に折ってください。」(英語です)

ほう。

「更に半分。」(英語)

ふむ。

「広げて・・・。」(英語)

もどすの?

「先を折り目にあわせて三角に折ってください。」(英語)

・・・、まてよ?この形どこかで見たような・・・。

「反対側も同じように。」(英語)

紙飛行機作っているのかぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!

授業の半分が折り紙の時間でした。

そして、宿題が出される。
それは・・・「何か題材を決めてそれについて説明しなさい!!!!!」

マジっすか、苦労しそう。

そして2時間目終了。

午後のためにコプレイへ戻る。

昼食は近くのプルデンシャルセンターで食べることに。
何か食べられそうなものはあるかな?

そうだ!ピザにしよう。

えくすきゅーずみー。

「Hello!」

でぃすわんぷりーず、あんどこーく・・・すもーるさいず!

(訳)
自分:すみません。
相手:いらっしゃいませ。
自分:これ一つを下さい、それから・・・コーラ!小さいの!

子供か。

でも何とか頼めたし、なかなか美味しいし。
さあ!学校へ行こう!

午後はリーディングとライティング。

これはすごく簡単で、なんなくできた。
しかし、一つ大きなミスを。

The plane arrives ( ) Boston.

( )の中に何が入るでしょうか、という問題。

すかさずinと答える。

しかしそれは間違い、in Bostonだとこうなる。

ボストンの中につっこむことになるのだ!

下手な絵ですみませんが。

正解はat。
くれぐれもこんな間違いをしないように。

arrive atで完全に覚えちゃいましょう。

ISMの英語教室終わり。

さて、二日目の授業も終わり、ちょっとだけ慣れたかな?
という感じ。

あと学校も3日、頑張ろう。

6日目 8月 13日 (水) 英語学校(3) あふれ出るコイン

昨日は夜遅くまで英語学校の宿題をやって自信満々に家を出発。

地下鉄のトークン券売機に$1を入れる。

ガー。

戻ってくる。

もう一度。

ガー。

また戻ってきた。

別の$1紙幣を投入。

じゃらじゃらじゃら!!!!!

ぬぉぉぉぉぉっ!!!!
なんと、¢25(セント)硬貨4枚が出てきた!

なるほど、¢25×4で買えと言うことか。
よし、いれよう。

チャリ。

じゃらじゃらじゃらじゃら!!!!!

うぎゃあああぁぁぁっ!!!!!
なんと、¢5硬貨5枚が出てきた!
しかも2枚目も投入してしまったではないか!

じゃらじゃらじゃらじゃら!!!!!

・・・かくして、$1は¢25硬貨(通称クォーター)×2枚と¢5硬貨(通称ニッケル)×10枚になった。
一気に財布が重くなる。

これ以上やり続けると危険なのでここでSTOPし、母に相談をするために 一旦家に戻る。

ここで説明すると、電車は路面電車のようなワンマン運転の小さい電車で、
乗るためには一番前の運転手のとなりになる料金箱の中にトークンを投入しなければならない。

もしくは、改札を通るときにトークンを投入するというタイプの駅もある。
大抵そのような駅には駅員がいて、直接トークンを売ってくれるのだが、プルデンシャルの駅には
駅員がいなく、改札もない。

どうやら運転手に$1を渡せばそれでいいらしいので、無惨にも大量の硬貨となってしまった
$1を持って、乗車することに。

ガタンゴトン・・・。

来た来た。

あった、これが料金箱か!よし入れるぞぉ!

ごめんなさい、勇気がないので¢25×4を入れました。
流石に¢5×10は怖いのです。

こうしてなんとか学校に着くことが出来た。
朝から大変だなぁ。

学校で、昨日の宿題の発表をするために何回か練習するが・・・、
授業で発表はしませんでした。

まったく適当なんだから!(それ、言い過ぎ)

さぁーて、お昼だお昼だ♪

昨日はピザだったから、ハンバーガーを食べることに。

えくすきゅーずみー!
ちーずばーがーぷりーず!
あんど、こーく!すもーるさいず!

(訳)
すみません、チーズバーガー下さい、あとコーラ!小さいの!

全然進歩していません。

3番目でお待ち下さいとか何とか言われたような気がしたので並んで待つことに。

「トッピングはどうする?」(英語)

えっ・・・あー、とめぃとぉ、れたす、あんどおにおん!

(訳)
あー・・・トマトとレタスとタマネギ!

トマトの発音だけ英語的で、あとは日本語的。
通じたのかな?

さあ、来たぞぉ!

会計では、どうも小銭で払う勇気がないのでやっぱり$10紙幣を渡してしまい、小銭が増える増える。
財布が重い・・・。

まあいいや、席に座って、いざ!食べよう!

・・・これ、チーズバーガーじゃないし。

レシートで確認、やはりチキンバーガーと書いてある。
・・・まさか、チキンとチーズを聞き間違えましたか?店員さん。

しかもケチャップがトッピングされていない。
まさか、トッピングの時にケチャップも言わなければならないのですか!?

こうして、大量のポテトと日本のMサイズとLサイズの間ぐらいの大きさのコーラと
ケチャップがトッピングされていないチキンバーガーを食べたのでした。

午後の授業も済ませて帰宅。

ガチャ。

また鍵が開かない。

仕方ない、また管理人さんに頼むか。

えくすきゅーずみー!
くっぢゅーおーぷんざどあ!

「・・・?」

びこーず!まいまざーいずげってぃんぐあう・・・。

「何号室?」(英語)

(訳)
自分:すみません、ドアを開けていただけませんか?
相手:・・・?
自分:なぜならば、母が外出中で・・・。

何とか通じました。

こうして、たった一日で大量にたまったコイン。
これをどうしましょうか?
お土産にでもするか・・・?

大変な一日を過ごし、そして一日が終わる。

7日目 8月 14日 (木) 運命の歯車・・・! ※題名には特に深い意味はありません。

朝起きて、服を着て、さあ今日も学校へ行こう!

例にもよって、トークン券売機と戦う。
またもや大量のコインがじゃらじゃらとあふれ出る。

結局今回も直接お金を投入することになった、機械直しておいてよね。

学校に到着。
4日目という事でもうほとんど慣れ慣れ状態、クラスメイトとの何気ない挨拶も何故かとても嬉しい。

なんなく午前中の授業も終わり、午後の授業を受けるためにコプレイに戻り、プルデンシャル・センターでいつものように
ピザを頼む。

一人の食事は寂しい。

だって、みんな午前中で終わりなんだもん。

ピザを食べ終え、学校へ。
実は午後の授業は次の日がアイスクリームパーティーで無くなるため、これが最後の授業なのだ。
寂しい。

最後の授業はプリントが配られ、3〜4人で協力して、プリントに書かれている質問に答えるというもの。
しかし、教室にいてはわからないことだらけなので、街に行ってもいいとのこと。
よっしゃあ!野郎共出撃だ!

「Hay! Come on!」

(訳)
おい!付いてこい!

はい・・・。

思いっきり仕切られています。

そんなこんなで、だらだらと課題を済ませた後、母と弟と一緒に水族館に出かける。

水族館では、アザラシのショーやペンギンくん、そしてクラゲさんなどラブリーな生き物がいっぱい。
嗚呼!クラゲ好きだよぉぉ!飼いたいよぉぉぉ!

病気です。

クラゲ好きっておかしいですかねぇ?
おいしいじゃないですか、キクラゲ。(クラゲじゃねーよ!とかつっこんでください。)
いや、素直にクラゲは可愛いと思いますよ、刺されたときは痛いけど。
何でイルカやペンギンのぬいぐるみはあるのにクラゲのぬいぐるみはないのだろうか・・・。

そして、その後無事帰宅。
遂に明日は英語学校最終日!
さあ!張り切っていこう!

8日目 8月 15日 (金) 英語学校(5) 別れ

ほーたーるのーひーかーぁり♪

いやぁ、いよいよ卒業ですよ。
思えば長い五日だった!(いや、短いだろ。)

そんなわけで今日も行って来まぁす!

地下鉄もすっかり慣れている、パーク・ストリートに到着し、学校へ。
一時間目の授業の課題はインタビュー。
プリントにボストントリビアクイズが書いてあるので、町の人に尋ねて答えを聞いてくるというもの。
早速、近くのボストン・コモンへ行き、ベンチに座っている老男女に質問してみる。

えくすきゅーずみー、くっぢゅーあんさーふぉーめにぃーくえすちょん?

(訳)
すみません、たくさんの質問のために答えてくれませんか?

怪しい英語だな。
forは必要だったのかな?
あと、manyではなくてanyの間違いだと後で気が付く。
「たくさん」と「いくつかの」では全然違う気が・・・。

まあ、通じたからよかったけど。

さて、そのボストントリビアクエスチョン。
かなりマニアックなのが多い、ふぉーえくざんぷぉー(例えば)・・・“1986年、レッドソックスに何が起きたか?”
とか、“街のシンボルのなんとかビル(名前忘れた)の最上階にあるアンテナの色は何を表している?”等々。

あまりにもどうでもいい質問ばかりなのでちゃんと答えてくれるかどうか心配だったけれど、
まあ、15問中5問ぐらい答えてくれればいいかな?と思っていたら。

「I know all!」

(訳)
私は全部知っています。

すげぇ。

そんなわけで5分で課題終了。
あとの45分は適当に時間をつぶし、学校に戻る。

続いて、動物クイズ。
一人一人に動物の名が書いてある紙が配られ、相手の特徴を聞いてその人が何の動物かを当てるというクイズ。
僕に配られた紙は・・・。

フラミンゴ

これは難しいだろ。

ゲームスタート。

「あなたは飛べますか?」(英語です)

えーあー・・・いぇす。

「あなたは鳥ですか?」(英語です)

あー・・・いぇす。

「あなたの羽根の色は何色ですか?」(英語です)

言ったらわかるじゃないか!

しかたない、あいはう゛ろーんぐれっぐ!

「?」

れっぐ!ろんぐれっぐ!

(訳)
自分:私は長ーい脚を持っています。
相手:理解不可能
自分:脚!長い脚!

「それはフラミンゴですか?」(英語です)

当てられたし。

そして、2時間目の授業。
いつもと同じように授業を行い、みんなで写真を撮って帰る。

寂しいよう・・・シクシクシク。
また会えるといいなぁ。

昼食はいつもの通りピザ。
午後には学校に行って卒業証書を受け取る。
みんな元気でなぁ〜!

・・・と、こうしてはいられない、母と合流し、ハノーバという街へ出かける予定がある。
ハノーバへは、バスで2時間。
バスに乗り込みさあ出発!

中は非常に寒い。
アメリカは何故だか知らないけれどとにかく冷房がガンガン。
ちゃんと28度に設定しなさい!

2時間後にはダートマス大学があるハノーバにつく予定なんだけれど・・・つかない。
どうやら金曜日はとても混むらしい、3時間30分かかってやっとハノーバに到着。

ハノーバは日本でいう軽井沢のような気候。
自然が多く、街自体もとても小さい。

でも、その中に大きな図書館や大学があり、頭脳明晰が集まる聖地と言った感じ。

夕食は家族全員で中華料理を食べる。
そこで面白かったのが箸。(はし)
割り箸がはいっている箸袋に丁寧に箸の使い方が書いてある、しかもその一番目が・・・
1、箸を割ります。(英語です)
だよ!?
文化の違いを感じるなぁ・・・ハッハッハ!(何故そこで笑う)

夜も早い街、暗くなるとすぐに眠くなり眠る。
・・・の前にニュースをつける。

!?

「ニューヨークで大停電」

そんなことがあったの!?
これは日本に帰ってきてからだけどやたら停電のことについて心配される。
別に、ボストンもハノーバも被害を受けていないから大丈夫だけど・・・怖いなぁ。

・・・まあいいや、寝よう。

ZZZ・・・(また明日)

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