2012年 5月
徒然日記

5月 31日 (木) 予定を詰める

 一応営業職なもので、僕だってよく外出します。
 仙台での営業は基本的に自動車なのだけれども、今日は朝早くからお客さんのところへ行く予定もあり、早めに乗る自動車を確保しておきました。

 ……が。
 今日に限って外出する人多し。
 それなのに車は不足気味。

 「浅葱くんは若いんだから、歩きなよ」

 という一言とともに、自動車の鍵を持っていかれてしまったため、歩くこととなりました。
 片道3キロです。大したことない距離ですね。ええ。

 おかげで、予定が大いに狂うわけだけれども。


 余裕を持って行動するってのは、やっぱり大事なことであって、自分の中ではこういう配分で仕事しようと頭の中で描いていても、間に仕事が飛び込んでくることなんてザラ。
 ちょっと不思議な電話をとっちゃうと、対応に追われちゃうしね。予想外のことなんて多くて多くて。
 しかし、お客さんは誰もが自分を優先してもらいたいと思っているので、そうなってくると優先順位をつけつつも、誠心誠意を持ってこう、しっかりと対応するのです。

 出来ているのかしらね?


 ◇ ◇ ◇


 色々な人が好き勝手に好き勝手なことを言うから、いちいち全てのことに対応していたら、身体がいくつあっても足りない。
 悪意を持っているのか、何も考えていないのか本意まではわからないけれども、あまり言ってもらいたくない言葉がかけられることもある。
 愚痴とか、嫌味とか、無視とか。
 話半分あははと聞き流すのが良さそうだ。

 笑顔でいるってのは非常に効果的。
 それだけで相手との距離は縮まり、ミスを許してもらえ、嫌味を言う相手はバツが悪そうにし、子供は笑顔で挨拶してくれる。なんか今日、じーんときちゃったよ。
5月 29日 (火) 考えるって

 今僕が所属させていただいているジャズバンドは、サックス×4、ギター、ピアノ、ドラム、そしてベースという構成で、演奏する楽曲は「Take The A Train」というデューク・エリントンなる人が作曲した曲です。
 ピアノの人とサックスの人たちが何年もやっていて上手いため、一緒に加わっていいものかとビクビクしながら練習中。

 「ベース歴どのくらいですか?」と最初に訊かれて、躊躇したのはここだけの話。
 歴だけなら4年なのだけれども、空白期間があるし、下手くそすぎるし……と、リズム感のなさを全力で出しながら頑張っております。

 ドラムの人も初心者なので、そこら辺助かっているのだけれども、リズム隊が二人とも初心者っていう、そんな感じであります。

 それでも練習していれば成果は出てくるもので、周囲に「成長したねぇ」と言われるレベルにまでは至りました。一応。
 僕としても徐々にジャズにハマってきて、出来ることが増えてくると欲が出てくるもので、よしじゃあ新しいことに挑戦だ、と弾く音を変えてみたりとか、ちょこちょこっと試してみるのです。
 面白いね。

 

 欲が出てくると別の曲もやってみたいと思うもので、僕が大好きな曲がこの「枯葉」。
 ジャズのスタンダードナンバーなのだけれども、これはピアノってのが良い。サックスも好きなんだけど、ピアノの音色が好きなもので。

 で、色々なヴァージョンの「枯葉」を探していたら上記の動画を見つけて、「ふふーん」と聴いていたら、ベースソロ部分で「!?」ってなるっていう。
 早速真似してみたけれど、もちろん出来るわけなんて無いわけで、でも、なんかまた新しい世界が見つかったような感じ。
 実に楽しいものです。


 <web拍手>

 >>>音楽の趣味は21歳までに決まる
 >>俺が昔そんな話を聞いたときは16歳くらいだったぜー
 >>つまりまぁ、そんなもんだよw

 実にアバウトな世界ですな。
 生まれてからしばらくの環境は多少なり影響しそうだけど、それも一部だと思うし、やっぱりアバウトな世界ですな。
5月 28日 (月) ざわ……

 始まる前から大変なことになるだろうと予想している週の幕開けは、タスクの山を目にし、こう、なんか、もう、むう。


 上手くいかないときってのはよくあるのだけれども、今日はほとんど上手くいかなかった。
 自分の話術が下手くそっていうのか、こう、ちゃんと伝えられないもどかしさっていうのか、なんともね。
 人に伝えるってことと、後は気を利かせるってことが本当に苦手なのだけれども、その両面を強く要求されるようなお仕事をやっているので、なかなか上手くいかず。

 逆に言えば、この仕事を乗り越えれば苦手を少し克服できるということ。
 いつまでも同じ所をグルグル回っている場合じゃないって。


 ◇ ◇ ◇


 音楽の趣味は21歳までに決まるって、当時大学の教授から聞いた言葉がすんげー心に残っている。
 それから先は耳が形成されてしまっていて、新しい音楽を好きになれないとかなんとかかんとか。

 ……本当かなぁと半信半疑なのだけれども、自然と似たような曲に好みが流れていくので、あまり間違ってはいないのかも。

 でも、苦手かな、と思っていたジャンルも何度も何度も聴いていれば不思議と好きになっていくものです。
 というわけで……


 <web拍手>

 >>モーターヘッドとハロウィーンとジューダスも聞こうず!

 ……聴いてみるよ!
5月 27日 (日) 読む!

 セグウェェェェェーイ!

 思ったよりもスピードが出るらしいね、セグウェイ。
 ナンバープレート付けないと公道を走れないっていう辺りがシュールだね。


 ◇ ◇ ◇


 この週末は久々に何もない週末ということで、何もしませんでした!
 ほんとに何もしませんでした!

 ……家にこもって、小説書いてベース弾いて、で、食料だけ買いに外出! それだけ!
 お兄ちゃんちょっと寂しかったよ。


 ジャズバンドもあと一ヶ月とちょっとで本番ということもあるので、それに向けて練習……かと思いきやメンバーが集まらなかったので今日は自宅練習。
 ビル・エヴァンスを聴いたり、ジョン・コルトレーンを聴きながら優雅に練習……とかやっていたら、なんかこう、イライラするわけ。
 なんか、すげーいい曲だし、格好良いけど、なんか気分がそんなんじゃないやい!

 ということで、外出ついでにTSUTAYAでCDレンタル。

 Nirvanaの「IN UTERO」
 The Small Facesの「Ogdens' Nut Gone Flake」
 Dr. Feelgoodの「殺人病棟」
 Coldplayの「A Rush Of Blood To The Head」
 Oasisの「Whatever」

 と、珍しく洋楽で攻めてみた。
 ニルヴァーナ以外、UKロックなのは、多分そういう気分だから。
 たまたまという説もありや。
5月 26日 (土) あら空いた

 日記書くの忘れてたら思いっきり期間が空いていた。
 久々に日記を書きますな。

 ええと、前回の日記……っていうか、しばらくGW日記とかやっていたから、普通の日記を全然書いていなかったんだよね。
 いつからだ? 4月下旬くらいからか!
 まあいいか。


 ◇ ◇ ◇


 何をしていたかって、特別何かをしていたわけでもなく、強いて言えばベースを弾いて小説を打っていたことぐらいで、それじゃあいつもと何も変わらないってそういうことなのだ。
 小説書いてる書いていると言いながら、全然公開しないのは公開できる状態にないからでありまして、どういうことかといいますと、そういうことなのです。

 これが書いている書いている詐欺と呼ばれるものであります。

 全然形になってくれねぇ……毎日書き続けるようにはしているんだけれども。


 あ、でもベースを弾くのは好調。
 ジャズバンドの中でも、徐々に安定感が出てきたようで、なんとかかんとか形にはなりつつある。
 演奏する楽曲「take the A train」も、なんとか脱線しないで走り続けられているようだ。

 まだまだまだまだ下手くそだし、足を引っ張っているっていう事実に変わりはない……努力ですぞ! お友達はメトロノームですぞ!


 ◇ ◇ ◇


 このタイミングでこう考えているのもどうかなって思うけど、やっぱりジャズよりもやりたいのはロックだし、好きな音楽もロックなんだよね。
 だからといってジャズやっているのが無駄になるってことはないと思うし、むしろジャズやって良かったって思ってる。
 リズム感とか音楽理論とか、たくさんのことをこの数ヶ月で学ぶことが出来たし。

 「浅葱くん、Cのブルーノートわかる?」
 「……え?」
 「わからない? じゃあ、Cのダイアトニックコード、順番に言っていって」
 「えーあー……」
 「本気?」
 「ごめんなさい(´;ω;`)」


 大体こんな感じだけど!
 ……スケールは覚えておいたほうがいいんだろうけれども。なんか全然ダメダメやねん。
 やっぱり努力ですぞ! 努力ですぞ!


 ◇ ◇ ◇


 友人のginko(銀蠱)氏が実況動画を更新したということで、支援!
 友人だから支援とか言うよりも、一動画として普通に面白い仕上がりになっているので、一見の価値ありだと僕は思うのです。

 「忍道」っていうアクションゲームがあるのだけれども、自分でステージを作ることが出来るモードが搭載されているのです。
 中二病全開だった頃の彼が作成したステージを自分で攻略するというそんなテーマの、一風変わった(?)実況動画なのだけれども、彼の鬼畜っぷりが遺憾なく発揮されている。
 何が鬼畜かって?
 ステージだよ、ステージ。何であんなん作ったんだよ。


 

 

 「忍道」好きとか、アクションゲーム好きとか、実況動画好きとか、あと「忍道」知らない人とか、アクションゲームが苦手な人とか、実況動画が嫌いって人とか、見てみたらどうかな?
 part1の見所ポイントは、姫のふっとばされっぷりだと思うな(ネタバレ)。


 レッツ。
5月 11日 (金) GW日記(4)

 一週間があっという間に過ぎ去ってしまった。
 月末処理の締め日が、休日の影響で今週まで伸びたから、前半はほとんどそっちに使っていたから……かなぁ?
 なんにせよ仕事が充実しているおかげで、助かっている。


 最近、色々な名刺を交換するようになって、「この名刺いいな」とか「この名刺はごちゃごちゃしてるな」とか色々思った。
 格好良い名刺って、それだけで得しているって思うもん。

 しかし、気になったのはブームなのか、「再生紙を使用しています」っていう表記。なんというか、そこ主張するところなのかなって。
 「森林保護のため再生紙を使用しています」とか、なんかもう、「で?」っていう。そりゃ環境にはいいのかもだけれども、わざわざ言わんでも……と思う。
 別に悪いことをしているわけではないから、気にしなければいいんだろうが、一度気になったら「あ、この人の名刺にも書いてある!」って気付いちゃう。

 ひねくれているのかなぁ?


 ◇ ◇ ◇


 5月4日(金)

 劇団四季の「オペラ座の怪人」を鑑賞してきた!
 振り返ればGW中、ロックフェス行って博物館行ってミュージカル観てって、芸術鑑賞ばかりしている気がした。
 ロックを芸術鑑賞って言うのは、なんとなく釈然としないけれども、超広義の音楽鑑賞ということで。

 さて劇団四季。これまで学校のイベントで観たことはあったけれども、自主的に観に行くのは初めて。
 ミュージカルってなんぞや、オペラ座の怪人ってよくわからんぞなー、とやっぱり知識ゼロベースで突撃しちゃう。もしかしたら面白いかもしれないじゃないか。

 で。
 どこまでネタバレが許されるのかわからないので、ネタバレは避けつつ思ったこと感じたことを3点ほど。


 まず、冒頭の魅せ方が上手い。

 冒頭部分から物語に入っていく時の流れだけで、ご飯を軽く数杯食べられるぐらい格好良い。
 音楽の使い方とか、時間の溜め方とか、演出とかね。
 多分、5分少々のワンシーンなんだろうけれども、「なんなんだろう、この場面は何なんだろう」っていう疑問が頭の上でふわふわ漂っている状態なのに、全然意味はわからないのに印象的なセリフがぽんぽんと飛び出して、そしてぐわーっと引きこむっていう。

 しかもそれが伏線になっているっていうから、二度感動! ああ、あれはそういう意味だったのかーっていう。
 おかげで、終盤のとあるシーンで鳥肌が立つ。ここで、ここで! みたいな。


 次に、役者の演技力。
 演技力とか実際のところよくわからないのだけれども、登場人物の心の内側が言葉となって吐き出されているっていう感じ。
 役者は役者であって、登場人物の人生を送っているわけでもないのに、それまでの壮絶な過去とか、そういう時間をかけて培われるであろう重みが、一言に込められていて、やっぱりとある人物のとあるセリフでは鳥肌ぞくぞくした。
 多分台本にすれば、他愛もないようなことなんだろうけれども。

 それに加えて、歌って演技して踊ってってすげー高度なことをしているんだよな……って、思った。
 自分だったら間違い無く転んでいるとか、セリフ忘れるとか言葉をつまらせるとか、そんなことばかり思ってました。
 ごめんなさい。


 最後に、物語の構成が上手い。
 稚拙な表現だけど、一つのストーリーとして、最初に引きこんでから最後まで全てが繋がっていて意味が無いシーンなんて無くて、それでいてじわじわと感情に訴えかけてきて、観客も舞台の一部になっていく感覚。
 物語の重要人物たちに気がついたら感情移入していて、三時間弱の物語の中で濃縮還元100%な濃い感情のスープを飲まされる感じ。
 本と違って、ペースは決まっているから喜怒哀楽が全てリアルタイムに緩急付けられて流れ込んでくるのだ。

 どういうことなの、なんなの、どうして、を繰り返し、溜めて溜めて解き放って、休憩時間挟んで、え、どういうことなのってまた溜めて解き放ってっていう、そんな繰り返し。
 飽きさせない。全然飽きさせない。


 そんなわけで、大満足して帰路についたのであります。
 いやー……すごすぎてよくわからなくて、帰ってから時間経ってじわじわと、すげーもの見ちまったっていう感じだったのだけれども。

 そして不思議と、もう一度観たいって思った。
 冒頭のシーンだけでも観たい。隣の冒頭のシーンだけで感極まりつつあった女性は、多分リピーターなんだと思う。
 ほふう。


 ◇ ◇ ◇


 さて、これでGW日記も終わりかな。
 あとは小さい出来事がいくつかあったぐらいなので……次からは通常運行に戻るよ!
 通常運行ってなんぞや。

 なんぞや?
5月 10日 (木) GW日記(3)

 仕事も繁忙期を乗り越えて余裕が出てきたため、ジャズのバンドに備えて、ここ数日自主練でスタジオに入ってみた。
 他の人たちと一緒にやるってわけではなく、一人で狭い部屋にてメトロノームと向きあってひたすら弾き続けるだけだけど。
 引きこもり弾き続ける!

 自分が足を引っ張っているなっていう自覚はあるんだよね。
 ベースがもたつくと、他も全部引っ張られていくっていう恐怖。これがジャズか……。

 さて、今日のGW日記は……。


 ◇ ◇ ◇


 5月3日(木)

 上野の東京国立博物館で、ボストン美術館展をやっていたの見に行ってきた!

 ボストンですってボストン。ふひひ、マサチューセッツ州ですよ、たまんねぇっすよ。
 ボストンには高校生の頃行っているのだけれども、何故かボストン美術館には行かなかったんだよね。
 あのときは、そこにあるものの価値がわかっていなかったという。ああ、やれやれ。

 ボストン美術館には、明治時代当時に日本に来たとあるアメリカ人が、「oh、ジャパニーズ美術すばらしーねー」と言ったかどうかは定かではないけれども、その価値が見出されて買われた美術品が数多く存在するのです。
 歴史の教科書に載っているような貴重な資料があったりして、その価値は国宝級とも言われているという。

 それが、上野にやってくるってんだから、見るしか無いじゃん。


 なお、僕の知識はほとんどゼロ。
 よくわからないけれど、「きっといいに違いない」という信念オンリーで動いております。
 お勉強お勉強。


 ◇ ◇ ◇


 ボストン美術館といえば絵巻。
 「吉備大臣入唐絵巻」と「平治物語絵巻三条殿夜討絵巻」というすんげー絵巻がやってきておりました。
 吉備大臣といえば、日本史を習った方なら名前は覚えているはず。
 遣唐使の吉備真備が唐に行った時の様子を描いているのだけれども、これがコミカルで面白い。漫画的な技法が平安時代からあったとは、と。

 唐の皇帝が、吉備真備に対して色々な課題をふっ掛けるのだけれども、それを超人的なパワーで乗り越えていくっていうストーリー展開なのだけれども、それが空飛んでカンニングとか、そんな感じで面白い。
 驚くあまり、うっかりと従者が持つはずの傘を自分で持っちゃった役人とか、ユーモアのセンスは今にも通じている。


 後者の「平治物語絵巻」は、日本史の教科書に載っている。
 平治の乱で、三条殿が焼かれる様子を描いたものなのだけれども、その混乱っぷりと炎の描写が鬼気迫っていて迫力がある。
 特に炎。ええ、炎なんだよ。
 多くの人が逃げ惑っていたり隠れていたり、殺したり殺されたりと描かれている。それが、リアル。実に。


 とまあ、この絵巻だけも1500円出して見る価値があるっていう。


 ◇ ◇ ◇


 目玉は恐らく曾我蕭白。
 墨で描かれた龍の絵のアレです。アレって言っても通じるかどうか怪しいけれども、とにかく龍なのです。

 これまたどこかマンガチックな、でもそこに込められているパワーってのは底知れないっていうか。
 どうしてこんな絵が描けたんだろうとか、何が見えていたんだろう、とか、色々考えてしまうほどに美しくて同時にいい意味で醜い。
 人の汚い部分とか、怒りとか、それらが墨の濃淡と線の太さだけで描かれているのだ。モノクロの世界。

 「龍虎図屏風」が個人的にお気に入り。
 龍が少しおどけているのがまた魅力的。


 ◇ ◇ ◇


 美術はよくわからないし、歴史もそこまでわかっていない。
 でも、そこにあるリアルに触れると、「いいな」っていう、そんなシンプルな感情が湧いてくるのだ。
 技法とか背景とか知識とか無くても楽しめるってのが良かった。
 もっと知識があったほうが絶対楽しいと思うけれど、「おっ」て思ったものに関しては、やっぱり記憶に残るし、それでいいのかなって思った。


 博物館って大好き。
 ホント、面白い。
5月 9日 (水) GW日記(2)

 趣味に走り続けることができているおかげで、ベース弾いて小説書いて、とアフターファイブは引きこもりまくっております。
 「休日なにしてるの?」と訊かれても、「小説書いてベース弾いて……」なんて言っちゃうほどに引きこもりなのです。

 ジャズバンドのお陰で、一応人付き合いはやっているけどね。
 これがなかったら……と思うと、うん、それが去年の僕だね。

 さて、GW日記今日も行くよ!


 ◇ ◇ ◇


 4月29日(日)

 アラバキロックフェスの余韻も冷めやらぬまま、仙台で開かれていた楽器市に行ってきたよ!
 楽器市ってなんぞやって、色々なメーカーの楽器が一同に介して販売会を行なうっていう、まあそんなもんなんだけどね。

 正直、ロックフェスのテンションのまま行ったら危険だろーなーって、最初から思っていたよ。
 ええそりゃもうさ。
 でもさ、せっかくだし色々な楽器見てみたいし、触れるって言うなら触ってみたいじゃないか。
 しかも、Vanzandtなるメーカーのジャズベースがあって、それがすごくいいって言うから、もう行くしか無いじゃん。

 で。
 触ってみたよVanzandtのジャズベース。
 当然のことながらすごくいいんだよ。音も自分好みだしね。
 試奏していたら、色々な人がぴったりハマっているなんておだてて来るんだよ。
 「そりゃそうだよね、売る気満々ですもんね」なんて思いながらも……でもいい音で、楽しく試奏、試奏。もう試奏っていうレベルじゃないよ。

 他にも、憧れのStingrayにも触ってみたけれども、思ったのと違ってちょっとがっかりしたり。
 多分僕の腕がなさすぎるせいだ。

 結局、元に戻ってVanzandt弾いて、「自分の腕から生えているみたいにしっくりくるなー」なんて感動しちゃったりして。
 もう危険信号だね。

 ただ、今持っているベースも決して安くないし、まだ買ってから一年経過しているわけでもないし、楽曲に応じて楽器を入れ替えるなんてことをする必要もまだないし……と色々な要素がありすぎて、買うにはもう何歩か足りず。
 グッバイ、Vanzandt。


 ……なお、サックスはベースどころじゃなくお金がかかるご様子。
 うむ。
 わかってはいたが、楽器はお金がかかる。
5月 8日 (火) GW日記(1)

 GWも終了して、これからしばらく7月まで休日のない日々が続くわけですが、とにかく五月病にはご注意。
 早くも、僕は睡魔に襲われ続けております。

 GW中、日記更新出来なくてすみません。
 色々なことをやってひたすらに充実した日々を送っておりますたがゆえ、しばらくGW中の出来事で日記が書けるのではないかと。

 じゃあ、まずは一回目ということで。


 ◇ ◇ ◇

 4月28日(土)

 荒吐ロックフェスに行ってきたよ!

 普段は雨男の僕だけれども、今回は晴天! 雲ひとつない青空という好条件。
 防寒対策もしなければならないし、同時に気温は高くなるし、長靴もあったほうがいいしっていう、ちょっと服装が難しいイベント。
 朝までずっと悩みながら、着ていく服を選びましたとさ。

 仙台駅前からバスに揺られて1時間弱、川崎町にある「エコキャンプみちのく」なるキャンプ場全てが会場で、6つの野外ステージでそれぞれのアーティストがライブを行うというそんなイベント。
 ひたすらに会場が広くて、たくさん歩くってのが特徴らしいんだ。
 彼方には蔵王が雄大に広がり、自然の中で低音が鳴り響き、周囲はお祭りモードで、そこはまさに非日常の世界。
 物販でthe pillowsのグッズを買って身につけちゃえば、もうモードはロック。

 とてつもない早さで駆け抜ける1日の始まりである。


 ◇ ◇ ◇


 1発目はGRAPEVINEを観ることに。
 「BUMP OF CHICKENとGRAPEVINEってBUMPが売れるまでどっちがどっちかわからなかった」とは先輩の弁。
 いやさすがにそれはないっしょって思うけれども、まあ、詩が深いロックバンドっていうところでは確かに共通しているかも。

 はじまってみればブリブリのベースと甘いヴォーカルがぴったり合っていて、いきなり引きこまれちゃった。マジ、ベースが格好いいバンドって素敵。
 一番聴きたかった楽曲でもある、代表曲の「スロウ」が始まった瞬間の会場の「おおっ」っていう空気感、ライブならでは。

 ベースソロはエフェクターを駆使して滅茶苦茶に遊んで、ヴォーカルとキーボードがドラムを叩いて、ギターが暇そうに仁王立ちするっていう、カオス空間。
 そういう変態的なライブパフォーマンス、好きよ。

 「スロウ」が聴けたので全て良し。
 ファンに怒られそうだ。


 ◇ ◇ ◇


 GRAPEVINEの次は、お昼ごはんを食べつつ、大本命のThe Birthdayを観るために会場近くに向かうことに。
 このThe Birthday。人気バンドなのに、屋内会場でしかも2000人しか入れないっていう。
 早めに場所取りしちゃおうか、ってことですぐに移動でありますよ。

 その途中、トータス松本の「バンザイ〜好きでよかった〜」が流れてきて、そっちの方に惹かれたりも。
 やっぱりパワーがあるんですね。

 さて、The Birthdayの前に「22」という名前のノルウェーバンドのライブが同じ場所で行われたり。
 僕は知らなかったし、あまり興味もなかったのだけれども、始まってみれば変態的なライブパフォーマンスが炸裂してめっちゃ格好良いっていう。
 アンプ蹴飛ばし過ぎ、ギター飛びすぎ、ベース回りすぎ。ギターとベースが終始落ち着かないっていう、ハード系ロックバンドでしたとさ。

 詩はわからないけど、音楽は共通だって、どこかの誰かが言ってた。


 謎の余韻を残しつつ、いよいよThe Birthday!
 ヴォーカルのチバユウスケが入ってきた途端に湧き上がる歓声! 2000人の会場がもう人が入りきらねぇよっていうぐらいに一杯になって、その人達が皆前に出てくる感じ。
 なお、僕は前から3列目ぐらいにいました。始まった直後は押しつぶされて死ぬかと思った。
 「ROKA-ロカ-」というめがっさ盛り上がる新曲を披露してから、最新のアルバムを中心に盛り上がる曲を中心にチョイスしてくる辺りがまたもうね、殺す気だね。

 チバのハスキーボイスはたまらないし、クハラカズユキの重いドラムが心地よいし、なんなんだろうね、激しいのに気持ちいいっていう。色々なモノがモロモロと全身を駆け巡るようなもう何なんだよくわかんねぇけど盛り上がろうみたいな。
 気が付けばライブ後半では、もみくちゃでモッシュでダイブで柵の向こうのスタッフさんフル稼働状態。何人か、頭の横を通って行ったよ。

 あっという間に時間は過ぎて、会場は熱気と汗と泥とあとアルコール臭とかでもうわけわからなくなってたけど、それがまた楽しかった。
 アドレナリン出まくっててその時はよくわからなかったけど、思い返せばすげー格好良かったなぁっていう。

 また観たいけど、あの環境を長時間やってたら死にそう。


 ◇ ◇ ◇


 The Birthdayを見終わった後は、最近専らハマっているthe pillowsへ。
 初pillowsですぞ! 初山中さわおですぞ!

 こちらは、長寿バンドらしく観客も年齢層が高め。女性ファンが多い印象。
 曰く「ヴォーカルの山中さわおに母性本能をくすぐられる」とか。男の僕でもなんとなくわかる気がする。

 ネガティブなMCに、のんびりとしたペースのしかしそれでいて激しいギターがアツい。いつ聴いても落ち着くっていう、そんな不思議な魅力があるんだよね。
 「Funny Bunny」とか「この世の果てまで」といった定番曲をやったかと思えば、最新アルバムから何曲か持ってきて、こちらもまたあっという間の、のんびりな、落ち着くライブでしたとさ。
 真ん中の方はかなり盛り上がっていたけどね。僕は端っこでのんびり。


 ◇ ◇ ◇


 最後は、東京スカパラダイスオーケストラかフラワーカンパニーズの二択で、後者をチョイス。
 「ぜってー楽しいと思うんだ!」って信じて行ってみたら大正解。いや、もちろんスカパラに行ったとしても楽しいとは思うけどさ。

 フラワーカンパニーズって、なかなかいい年したおっちゃんたちが、独特のバカっぷりと仲の良さを発揮している不思議バンドなんだけれども、ライブの盛り上げ方がとにかく上手い。
 他のバンドではなかなか見られないような合いの手を要求させられたりしてたけど、それがまた楽しい。

 代表曲の「深夜高速」だけ聴ければいいかなって思っていたけれども、「馬鹿の最高」「恋をしましょう」「真冬の盆踊り」と、とにかく楽しい楽曲を演奏して、一緒になって盛り上がって、最後には斉藤和義とかわらわら乱入してくるっていう。すてきー。


 ◇ ◇ ◇


 そんなこんなで、めちゃくちゃアツい一日を過ごしたわけなのだけれども、初めてのフェスはとにかく参加して良かったっていう、そんな感じ。
 会場全体がお祭りしていて、本当に楽しかったよ。
 今年は、ライブにフェスにバンドで音楽的に盛り上がっているので、色々と挑戦していきたいものですな。
 新しい音楽にも触れていきたいし、世界広げてみたいし。


 というわけで、今日はこれにて。

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