2010年 9月
徒然日記

9月 28日 (火) 世界の最後に傘を差すとかなんとか

 大学の部室に顔を出してきまして、後輩が出した本をいただいてまいりました。
 OBがフツーの日に顔を出すとか、マジ迷惑以外の何者でもないと思うのだけれども、部誌が欲しいのです、ええ、欲しいのです。
 出来れば交流を続けたいのです。
 ほら、俺って寂しがり屋だしさ。

 初めて言った。
 多分、寂しがり屋ではない。


 さてさて高まる創作熱はとどまることを知らずに、夏前からメラメラと燃え上がってはいるのだけれども、書けない書かないどうしましょう。
 どうせこのままだと、締切りに追われない限り書かない、といういつもの浅葱つくみ状態なので、敢えて言っておきましょう、当分新作はないっ!
 では何もしないのか? いえいえ、そんなことはない。

 今年は社会人になって世界が広がったというのもあるけれども、本当に自分の興味を持った世界が広がりまして、知識の吸収量が増えました。
 読書量は学生時代よりも多いんじゃないのかな? 今までだと買うのを躊躇っていた本を、「ええい買ってしまえ」と買ってしまうことがその原因の一つなんでしょうけれども。
 同時に、考えることが増えたような。脳みそフル回転で、悩み続けております。
 一応前向きに。

 とにかく様々な価値観を持った人々との出会いが大きい。
 学生時代まではすごく狭い世界で生きてきたのだ、ということを改めて実感するのです。
 「そんなの当たり前じゃねーかよ」と、学生時代には思っていたのだけれども、実際に経験してみると、その価値観の広さに驚かされる。

 わからんことが多くて、わからん世界が広すぎて、それなのにわかった気でいることがよろしくなくて、本当にたくさんのことが吸収できる。
 「へぇ」とか「ほう」とか思う機会が激増しちゃって、

 まだ今年を振り返るには早いかもしれないけれども、今年一番の収穫はとにかく多くの人と出会えたこと。それに尽きる。
 毎日、何かしら得て、それが血となり肉となるような感覚。楽しい。

 こうした経験が何かしらの形で創作に還元できるのではないか、と考えております。
 その結果どんな形になるのかはさっぱりわからないけれども、創作は自分の中にあるものしか出ていかないので、まずは自分の中に色々ためこんでみます。


 そういう状態のことを表現する、非常にポジティブな言葉があった。


 充電期間。


 そんなものだ。


 ただし、充電期間は過去に放電していなければ存在し得ないのだけれども。
 あと、職場で「充電期間やってます」と言ったところ「いや、充電期間ってネガティブな意味だから」とツッコまれました。
 なるほど、そういう考え方もあるのですね。

 「いや、真実だから」
 なるほど。

 「君はまず否定する癖をやめようか」
 グサリ。



 ところでポケモンのブラックホワイトが発売されてはや一週間。みなさまいかがお過ごしでしょうかね。
 そっちの方面ではもっぱら廃人活動を開始しておりますよ。
 なるべく新ポケモンを使ってみたいのだけれども、クチート可愛い! イーブイ可愛い! と過去のポケモンを使ってしまったり。
 ようき素早さVのレパルダスを捕まえたので、なにかやってみたいものですなー。
9月 23日 (木) 世界の見方

 9月も色々なことがあります。
 色々なことがあるのに、すぐにぐう、と眠ってしまうために日記が書けなかったり。
 いいのか、これでイイのか本当に。
 
 先週金曜日は同期会でした。
 8月、9月の誕生日の人をまとめて祝っちまおうぜ、というイベントでありまして、そんなこんなで僕も祝ってもらいました。
 ありがたいことですなー。


 ちなみに、僕はチロルチョコのゲームなんてものをいただきました。
 チロルチョコの形をしたゲームなのです。チロル好きにはなんとも言えないですな。

 さて、肝心の遊び方ですが。


 1、箱の中にチロルチョコを9個並べて、押し込み、蓋を閉じて準備をします。
 2、蓋を開けて、チロルチョコを取り出し、隣の人に回します。
 3、運が悪いと、チロルチョコが飛び出します。飛び出した人が負けです。


 早速、夜中にやってみた。


 カチャリ(セッティング)

 パタリ(蓋を閉じる)

 パカ(開けて取り出す)

 パタリ(蓋を閉じる)

 パカ……パーン!(開けたら爆発)


 散 ら ば る チ ロ ル チ ョ コ


 なにこれ、一人だとすごく寂しい。
 選んでくれた小森くんに感謝、すごく感謝。すごく切ない。

 あと、仕事のパートナーがブレスレットをくれました。
 「浅葱色が好きだろ?」ということで浅葱色のものを選んできてくれました。「それをつけてベースを弾くといいさ!」だそうです、ありがたい。

 その色が浅葱色でないことは、ちょっと言えない。
 どうしようかな。



 先週日曜日は、よみうりランドにて、リアル脱出ゲームという催し物に参加してきました。
 いわゆる、謎を解いて制限時間内に遊園地から脱出しちゃおう! というイベントなのだけれども、参加するのが非常に大変らしく、また、参加しても制限時間内に脱出するのが困難らしいのです。
 そんなイベントに僕も誘っていただいて、「はい行きます行ってみます!」というノンキなノリだったのだけれども、実際に行ってみたらそりゃあもうガチな人々が1000人。

 なにこれこわい。

 ネタバレ厳禁のため、ほとんど内容は書けないのだけれども、結果は協力した方々と一緒に1位で脱出成功。
 1000人中64人の脱出者に名前を連ねてしまいました。
 僕何もやってないですけど(ポカーン)。

 誘ってくださった方々が、本当に頭の良い人ばかりで、僕が出来ることといえば「うーん」と唸って「何々じゃないのか……なー?」と呟く程度だったり。
 だけれども、一丸となってクリアできたということで、その感動を共有できたのは嬉しい限り。

 同時に、さすがに力に全然なれず申し訳ない気持ちもあったので、それを抱えていたら

 「意味のない情報なんてありません。参加者全員で考えたこと全てに意味があるんです」

 という言葉にすんげー感激したり。
 とても良い意味で新しく、そして影響を受けたイベントでした。
 ありがとうございます。


 今日は、ガンダムOOの映画を観てきたよ!

 ネタバレを避けつつ感想を書くと……投げて放り投げた感が強かったOO本編の答えを一度否定した上で、さらなる答えを明示した作品ということで、OOという作品が伝えたかったことをはこう言うことなのか! とすごく納得したり。
 納得したにはしたのだけれども、その描き方が納得いかないのは、尺のせいというか単純に説明不足。
 もしくは僕の理解不足なのかもしれないけれども、そういった誤解とか理解出来ないとかそういった諸々をすべて巻き込んで、「まあ、それもありや」と肯定しきっちゃうほど、ラストのシーンは印象的。

 戦闘シーンは、宙間戦闘が多く、しかも激しく動きまわるのでなんだか疲れた。
 ガンダムハルートがちょこまか動き回っていると、何やってんだかわからん。でも格好イイからいいような気がする。
 さりげなくグラハムがチート性能を発揮していたような気がするけれども、動体視力が追いつかなかったのでよし。
 あと、ダブルオークァンタの性能は、もはやファンタジー。

 総じて、面白い作品だったと思う。
 OOはTVシリーズだけではなく、映画版も合わせて完成すると思った。
 ちょっとSF的な展開で(SFなんだけどさ)、それもありか、これもありか、といった感じだけれども、伝えたかったことは理解できたし、納得もできた。

 余談だけど、エヴァンゲリオンの旧劇場版を思い出した。
 人類補完計画はじめるよー☆


 そんな毎日ですよ。
 楽しいです。色々考えるけれどもね。


 <拍手レス>

 >>死かあ。自分もそういうものに全く触れずに生きてきてるなあ…
 >>そういうことがあったら、やっぱり自分の中の何かが変わったりするのかなあ。心の奥の気付かないような所が。

 >>全然関係ない話だったね。ご冥福をお祈りいたします。

 同じようなことを言ってみたら、ある人から「死と触れ合ってこなかったというのは幸せだ」という答えが返ってきたり。
 触れていないからこの言葉の意図があまりわからないのだけれども、やっぱり普段と違うことに触れると気付く部分というのは多いのだと思うのだ。
 僕も死に触れて少し考えて、その結果変化があったのかどうなのかはわからないけれども、見えなくてもそれはどこかで生きている気がするよ。
9月 16日 (木) 死生観とかちょっと考えてみた

 会社の先輩が亡くなった。

 入社してからどころか、入社前からお世話になっておりまして、僕らと明るく接し続けてくださった素敵な方でした。
 一人で帰っていたら、飲みに行こう、と誘ってくださったこともありますし、困ったときには力になってもくれました。

 年は一回り以上はなれているけれども、上司、というよりも先輩。
 もっと言えば、兄貴的な、そんな人です。

 本当に突然で、数日前まで元気にしていましたし、食事とかもおごってくれました。
 先日「パソコンの鍵無くしちゃいましたぁー」と泣きついたときには「仕方が無いなぁ」とスペアの鍵を無くさないようにとキーホルダーをつけて渡してくれました。
 それが最後のコンタクト。
 衝撃的すぎて「意味がわからない」状態でした。


 あまり人の死に触れてこないままに人生を送っておりました。
 死について考えたことも特になく、本とか宗教とかスピリチュアルとか、とにかく知識だけの死生観は持っていましたが、実際のところ、自分の頭で考えたのはこれが初めてかもしれません。
 とにもかくにも、自分と年齢が近い人が亡くなるというのは、初めてのことなのです。

 ただ、遺された身として「意味がわからない」と、その死を否認していたのであまり考えなかったのですが、亡くなった本人は人生を全うしたと考えても良いのでしょうか。
 周りが落ち込んで、僕も落ち込んで、でもしかし落ち込んでいる場合ではない、むしろ落ち込むのは一晩だけでいい、あとはいつも通り生活することが大事だ、なんて考えています。

 おそらく、色々な考え方があると思います。
 最初は受け入れることを認めないものなのかもしれませんが、安らかに逝ったのであれば良かった、と考えている自分がいます。
 遺された人が、いつまでも落ち込んでいても、それは先輩の望みではないような気がするのです。
 むしろ真剣に働きつつ、たまに「あの人は野球好きだったなぁ」とか思い出す方がプラスにはたらく気がします。

 他の人は冷たい人間と言うかもしれません。
 でも、一晩考えてお酒飲んで感謝して、それで吹っ切れた気がします。


 まあ、そんなことがありまして、今の僕がいます。

 明日も仕事だし、来週も仕事だし、再来週も仕事で、この先40年仕事です。

 だけれども、頑張らにゃアカン、とか、そんなことを感じます。
 それは「苦しいけど頑張らないと」ではなく、「楽しいから頑張ろう」という、そんな感じです。
 願わくば、この気持ちがずっと続きますよう。

 浅葱つくみでした。
9月 14日 (火) 何故とかどうしてとか、きっと理屈じゃないんだこの世界

 「小説書いています、来年の秋までには本出したいと思います!」

 そんな具合にタンカを切ってスタートした社会人一年目。
 やっぱり研修の毎日で、先週は週6出勤でした。

 なんかね、もうね、気分的な問題だけじゃなくて肉体的にも精神的にも、金曜日の次に土曜日が来てその日が出勤とか、きつい。
 全国の土曜出勤の方に申し訳ないような発言ですみません。金曜日から徹夜の皆様すみません。

 しかし、仕事は楽しくて楽しくて、覚えれば覚えるほど出来ることが増えていって、こう「貢献している!」っていう感じが出てくる。
 何やればいいんですかぁー……と色々やろうとしても出来ることが少なすぎて、結局手を煩わせてしまうことが多かった以前に比べると、考えて行動できる方が楽しい。
 そんなわけで、楽しい研修を送っています。


 朝4時半起床でなければ。


 ちょっと特殊なお仕事なので、朝が早いのです。
 早いってレベルじゃないですね、早過ぎる。

 でもまあ、研修の間だけだし、現場配属じゃないし、とかそんな呑気なことを考えていると、間違いなく上司から蹴りが飛んでくるので、いつでも全力です。
 成果発表会に向けて頑張ります。いつなの成果発表会?



 そんな仕事楽しい! な日々を送っている一方で、ちょいと重すぎる一撃が飛んできた今日。
 あまりにも突然で、あまりにもヘヴィなそれに、ちょっとどころかテンションだだ下がり。

 ショックがでかいので、同期を呼んでお酒に逃げることにしました。
 ダメな男です。でも、いてもたってもいられないってことで。

 なんつーか、色々と意味がわからなくて、ちゃんと理解するには多分時間がかかると思う。
 というか、理解しようとしていないというか、現実をドカンと突きつけられるまでわからないというか。
 それまで先延ばしにしたいだけというか。

 なんなんだろう、今日のところは全然答えが出ない。

 多分明日、答えが出るのだと思う。
 気持ちの整理はそれからでも遅くないのかも。

 せめて流されすぎないように、僕は僕なりに僕らしく日々を歩んでいけたら、とかそんなことを思います。


 <拍手レス>

 >>なぜ北方謙三と司馬遼太郎がNGなのだッ?!
 >>むしろ「ハルキスト兼太宰ファン」という称号のミーハー臭はどうするんだね?

 北方謙三と司馬遼太郎は、少し上のおじさん世代にはウケが良すぎて、しかも語られてしまうのです(経験済)。
 よって、自分も本格的に語れればいいのだけれども、語れないと非常に気まずい思いをしたり。
 「ハルキスト兼太宰ファン」はミーハーすぎる。しかしながら事実なので仕方がない。
 「太宰治が好きです!」で終わると、なんか「これ以上話は聞きませんよ」というシャッターが降りる音がするので、今時の若者ですアピールに村上春樹と、「ちょっと懐かしいよねうん読んだ読んだよわかるわかる」ということで村上龍とか。
9月 2日 (木) 食後は睡魔との戦い

 少しでも日記を更新し続けるべきか。

 さて、月も変わりまして、研修もまた別の事業部でスタートしちゃいました。
 新入社員と呼ばれるのもちょっと違和感のある時期に来てしまいましたが、まだまだ研修中です。一年かけて研修です。


 さてさて、新しい事業部に異動することが多い、ということは自然と自己紹介数も多いということになりますな。
 いつもは本当にちょこちょこっと、「平成22年度入社の浅葱つくみと申します! よろしくお願い致します!」でいいのだけれども、「もっと色々話して☆」と言われちゃうこともしばしば。
 そんなときには、趣味を言うのが一番。
 とはいえワタクシ、趣味だなんて崇高なものを持ちあわせておりませんので、読書を無理やり趣味ということにしちゃっています。
 世間一般的には、読書は趣味なのかどうなのかわからないけれども。

 まあ、そんなことは置いておいて、「趣味は読書です! 好きな作家は村上春樹と村上龍のW村上、そして太宰治です」とか言えばとりあえず良さそうです。
 出してはいけない作家シリーズは、司馬遼太郎に北方謙三。これは間違いない。

 そうしたら、とても偉い方が一言。

 「村上春樹のロングインタビュー読んだ?」

 スミマセン読んでおりません……。


 もうね、その時点でアウトすぎる。
 あとね、実はまだ「1Q84」読んでないんだよね。

 帰りにすぐ買ってきました、ロングインタビュー。
 だって、そのとても偉い方、僕のためにわざわざアマゾンの画面をプリントアウトしてきてくださったんだもの。そりゃもう、買うしかないですよ。

 そんなわけで積本また一冊追加。
 あああ、4月の段階では0冊だったのに。


 でも、読むべき本があるという状況は嬉しいものです。
 なにぶん飽きぬ。
 それが、いい。

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