2010年 8月
徒然日記

8月 31日 (火) 考えることは色々あるけれども

 色々なサイトを巡回していると、「ああ、またこのサイト更新止まっているよー」とかなんとか思ったりします。
 そして自分のサイトを見て、このサイトのほうがひどいことに気づきます。

 浅葱つくみです。


 月末は、成果発表会とかレポート作成とかで、忙しかったりしました。
 6月はそれでサッカー日本代表戦を見られなかったりと、ちょっと寂しいことになったりもしています。

 そんな成果発表も、もうなんども繰り返しているうちにだいぶ慣れて……


 くるわけがない。


 とにもかくにも、発表というのが苦手で「はわはわ」しちゃう身としては、自分でも満足のいく資料を作成して、その上で練習に練習を重ねて、よくやく発表ができるのです。
 どやっ! と会心の一打を打ち込んでみたい。

 大学時代のゼミ内での発表も、一応構想練って資料も作って、このタイミングでちょっと緊張を緩ませる工夫を加えてみようとか、シナリオ作りだってしていたのだ。


 ……だけれども、今回8月分の発表にいたっては、そういうことを一切しなかった。
 ほとんど資料は作ったら作りっぱなしで、あとはえぇーい、とぶっつけ本番のような発表。
 そりゃ「はわはわ」するし、えらいことですよ、もう自分では満足なんていかないし、なんとか滑り込んだような感覚。

 それを上司、


 「完璧な発表でしたね」


 皮肉かっ!?



 まだ怒られたほうがマシってものです。
 8月の自分の集中力の無さと言ったら、猫じゃらしが気になって仕方がない猫のごとし。
 あっちにそわそわ、こっちにそわそわ、挙句眠いとかほざく毎日。

 悪い意味で慣れてしまったことによる緊張感の抜けっぷり。そんな一ヶ月だったのですよ。

 逆に怒られないことにより、冷水をぶっかけられて「目を覚ませ!」と言われたような感覚ですな。うむ。


 怒るということは「自分の核心を突かれたときだ」と上司はおっしゃっておりました。
 なるほど、ということは核心を突くに至らず。
 これはまだまだ邁進が必要である、と襟を正し、来月に臨んでいかねばなるまいなっ、と意識を高めている次第。

 まあ、こういう事に関してはあまり語りたくはないのだけれども。


 本気でやらなかったことって、自分が一番よくわかるってものなのだ、と。

 反省。



 さて話を変えまして、免許の更新に行ってきちゃったんですよ、免許の更新。
 約3年前に取得して、そして改めて見てみる自分の顔写真に、年取ったな……とか思っちゃったり。

 成長したな……ではなく、年取ったな……である。おうおう、これから全力で死に向かっていくんだぜ?

 それにしても、ほとんど運転せずにここまで来てしまった。
 まあ、7月の八戸研修ではキリストの墓に行ってみたり、遠野に行ってみたり、三内丸山遺跡に行ってみたりと、ぶっつけ本番レベルで車運転していたけれども!

 そのとき、車の運転って楽しいな、と思えたので次に繋がるでしょう。
 でも、ワリとエグい話を聞かされちゃいまして、グロに耐性のある僕でも「エフェフェ☆」と嫌な顔をするしかなかった。周り見てみたら、もっと露骨に嫌そうな顔をしている人もいた。
 無事故の社会を目指すためには、そういう恐怖心を植えつけておかないといけないようですね。仕方ない。




 ところで、次回作に取り掛かろうではないか、とインプットをし続ける日々。

 アウトプットなんて10入れて1出せるか出せないかなわけです。

 人生経験も浅ければ一般常識にも欠け、世間も知らぬ。
 しかしながら悲観はしないで、まあとりあえずのんびりといこうかな、と、めでたく前向きにカメさんの如く地を這うことを決めました。
 きっとそのうちゴールに辿りつけることでしょう。ゴールがどこにあるのかわからずに歩き出しているけれども。

 あー……創作し続けたいなぁ、と。


 ツイッターで先日ぼそっとつぶやいていたのを確認された方もいらっしゃるようですが、次回作はファンタジーにする予定。
 最近の「見えないものを見ようとするロマン」なんていう、自分でも言っていてよくわからない、まあ、本当によくわからないものに興味をいだいているのです。

 たとえば妖怪。
 あれは、ざっくりと言ってしまえば「なんだかよくわからん事象に名前をつけて安心するための存在」らしいのです。まだちょこっと調べただけなのだけど。
 一方魔女。
 こっちは、主に中央集権化やヒエラルキーが構築された社会において、「なんだかよくわからん事象の責任を取らされ、社会の安定に役立てられちゃう存在」なのですね。

 「あら、これは小豆洗いの仕業ね」が、向こうでは「魔女が使った妖術の仕業だ!」からの「迫害せよ!」になってしまう。

 そんな文化的な差異とか、調べてみると面白い。そこから色々と淫らな想像を膨らませていくのです。
 あらたのし。


 気がつけば夏も終わり。
 だけど、まだまだ暑い日が続きます。

 明日からまた新しい部署で研修が始まるけれども、フレッシュな気持ちで前向きに取り組んでいきたいものだ。


 <拍手レス>

 >>お誕生日おめでとうございます。初めてこのサイトを訪れた時、つくみさんとは誕生日が近いのでなんだか親近感を覚えた記憶があります。
 >>ご多忙の中大変でしょうが、今年もつくみさんの執筆活動を応援させていただきます。

 遅れましたが、ありがとうございます!
 そうなんですよねー誕生日近いんですよね。親近感親近感!
 忙しいというかサボっているというか、なんとも言いがたい微妙な感じで申し訳ないのですが、応援してくださってありがとうございます。
 感謝!
8月 18日 (水) お寺巡ってみたり、アイス食べてみたり

 夏休みをいただきました。

 会社に「休みなさいよ」と言われてしまったので、それはもうありがたく「休ませていただきます」と答えた次第。
 社会人一年生は研修などの関係により有休が取りにくいし、一斉に「お前ら休めー」と上層部からの声がかかったのです。
 そんなわけで、強制的に夏休み。

 何をしたかといえば、大阪に行ったり鎌倉に行ったりと、旅をして過ごしました。


 大阪では「よしもと新喜劇」を見たり、少し足を伸ばして奈良に行ってみたり、あとはヤクルト対阪神戦を観に行って、10連勝のストップする瞬間を見てきたり。
 ……まあ、社会人になってから初めての長期休暇。楽しめたのでよしとしよう。GWは何をしていたんだっけ? 覚えていないぞ?


 そんなこんな毎日を送ってはいるのだけれども、日記の更新もめっきりと途絶えてしまいまして、何かやること他にないんですか、とか言われてしまいそうな、そんな日々であります。
 何かやらないとなぁ。


 そうそう、先日公開した「bb」だけれども、思ったよりも反響がありました。読んでくださった方がいらっしゃる、ということがありがたいです。
  小説は書き手が多いにもかかわらず読み手が少ないという、もう前から何度も何度も書いていることですが、そういう属性(?)を常に抱えておりまして、一日 に20人来たらすげぇぇぇ、というこのミクロなサイトにおいて、数人の方が読んでくださる、ということは本当に恵まれていると思うのです。
 感謝、感謝。

 小説公開→読みましたよ、の流れが嬉しいのは昔から変わりませんなー。


 「bb」は卒業文集用に書かれた、「卒業」とか「旅立ち」を意識した物語です。
 色々な思い出を思い浮かべながら、自分の心の奥底にセキララにダイブしてみた結果、そんな物語が落っこちていました。
 実際に卒業文集に掲載したときには、過去の作品との対比ということで「サトリ」と並べてみましたが、むしろ「PP」と対比される物語のつもりで書いています。

 しかし、受け取り方が人それぞれで違うように、作者自ら「この読み方が正しい!」という答えは明示しないでおこうと思います。
 むしろ、「ああ……なるほど、そう受け取りましたか……」と驚きが色々見つかって面白い。

 大切に育てた結果、すくすくと成長した作品です。
 色々と恥ずかしい部分は多いのですが、楽しんでいただけたら幸いです。


 <メッセージお返事>

 >>気持ちは判るけれどアーケードでの対戦はまた違った楽しみがあるから是非やってほしいなぁ、と。
 >>ハザマの中の人じゃないけど100円投入して上手い人に乱入されて、悔しさをばねに研究、練習して・・・ってのも良いもんだよ。
 >>もちろん、家庭用で練習してからでぜんぜん良いと思うけれども、とアケ派が言ってみる。
 >>あと格闘ゲーは色んなキャラを使う、じゃなくて一つのキャラを継続して使うの方がいいと思うよ、色んなキャラを使おうとすると技性能とか把握しきれなくなるから。

 なるほど、確かにアーケードでの対戦は知らない人とプレイ出来たりで楽しそうだなぁ、とは思うのだ。
 むしろ、対戦ゲームってそれがメインのような感じがして、家庭用で悶々とCPU相手にしていても別段上手くならないとは思う。
 ……とはいえ、自分がコミュニケーション苦手ということもあって、初対面の人と数メートル以内でゲームをする、ということにストレスを覚えてしまったり。
 それさえ乗り越えちゃえば出来ちゃうんでしょうけど。

 キャラは、レイチェル中心になりました。


 >>あ、あとエスコン新作出るね、X2じゃない奴がPS3と360で

 PS3を持ち続ける理由になります。

 >>「bb」読ませてもらいました。やはり心理的表現が一つ一つ味があって、入り込まされますね。浅葱さん流石です。
 >>ところどころ以前の作品のキーワードが載ってて、お、ってきました。

 >>社会生活のほうも、頑張ってください。ではではー

 ありがとうございますー。
 入り込んだあとは、ちゃんと出てきてくださいね〜。
 過去の文章は、意図的に入れてみました。今までの作品を読んでいただけた方にしかわからないのです。ありがたしー。
8月 9日 (月) 神様、この歌が聴こえるかい? 

 こっちに帰ってきてからというものの、特にとりわけ大きなイベントもなく、のんべんだらりと一週間が経ちました。

 八戸での、あの燃え上がるような青春の日々を満喫しちゃう、そんなあのライフはどこへ行ったのか?
 青春? バカ言ってんじゃねえ、お前の青春は今年の4月の時点で既に終わってんだ。ロマン? 街道、突っ走れ、と天より声が聞こえてくるので、全力で無視して今日も日記に想いをぶつけることにするのだ。


 八戸より帰還したら、我が家にPS3が鎮座なさっておりました。
 これは何かプレイするしかない、とか思ったのだけれども、結局どのソフトが面白いのかわからなかったり。
 面白そうなゲームないなぁ、とかつぶやいて、とりあえず本を読もう、と手元にあるラヴクラフトを(今さら)読んでます。
 「エースコンバット」の新作が発売延期されたことにより、しょんぼりしているのは僕だけではないはずだ。

 だがしかし、同期に飲みの場で「ブレイブルー買おうよ、やろうよ」という甘い誘いに、酔った勢いで「うん、やるー」と答えたところ、いつの間にか帰宅した僕の手にはブレイブルーが!

 格闘ゲームをプレイする日々、再び!

 久々に左手の親指が痛い。
 馬鹿です。


 基本的に、格闘ゲームはアーケードではやりたくなかったり。
 色々なキャラクターをちょっとずつ使いたいので、なるべく浅く広く扱っていきたいのだけれども、アーケードだとなかなかそういうことが出来ないから……うん。
 特に、新しい格闘ゲームは、「面白いんだろーなー、でも覚えるの大変だろーなー」で敬遠。
 でも、家庭版ならURYYYYYYYYYと練習できるし、乱入の心配ないし、上手くなればちょっとオンラインで対戦できるー。

 そんなこんなで、楽しいブレイブルーライフを……。


 おくれない自分が此処にいます。


 明日も仕事です。明後日も仕事です。




 ところで……いや、ところで、なんてもので済ませてはいけないことですが、今野隼史さんがご結婚なされたということです。
 おめでとうございます、本当におめでとうございます。

 わずかでも関わった方がご結婚なさる、ということは、人生で初めての経験であります。
 僕にとっては遥か遠く虹の彼方から飛んできたようなワードで、全然どんなものかわかりませんが、とにかくおめでとうございます。



 ついでのついでですが、卒業文集が完成して、ようやく手元に届きました。
 ゆきみ大福氏のおかげで制作されたものですが、自分が参加したものがカタチとなって返ってくるのはとても大きな喜びなのです。
 卒業から約5ヶ月。なんだかはるか昔のことのよう。

 そんな、学生時代に悶々としていた想いをぶちまけた小説「bb」を公開いたします。


 ……構想は学生時代だが、執筆したのは社会人になってからだがなー。


 そんな野暮なことは置いておいて、大学時代の浅葱つくみ総まとめ的な作品となります。
 約10ヶ月ぶりの小説公開ですな……ドキドキ。
 どうぞ、時間があるときにさくらんぼを用意してご覧ください。季節外れてしまったけれども。
8月 2日 (月) 遠くへ行ってみたり近くで旅してみたり
 
 八戸から帰ってきました、浅葱つくみです。

 八戸に来てから全然日記を書いていなかったら、色々なイベントがたまってしまいました。
 「写真転送したいのに、一括転送できなくて面倒くさいー」とかなんとかやっていたら、実に数週間の時が経ってしまい、ついには帰宅していました。
 なんてこったいなんてこったい!

 研修は、まあ楽しかったよ。
 厳しさの果てに楽しさがあるということを実感できるような、まさにそんな日々……なのかな。

 とは言うものの、厳しすぎるよもう泣きたいようわああん、というわけでもなかったりするのも事実。
 人に恵まれています。上司に恵まれています。あと、同期にも恵まれました。
 そんなわけで人生初の長期的半一人暮らしは、ほとんどストレスなく過ごせました。胃も無事だしね!

 気がついたときにはもっと八戸にいたい! 寂しい! という気持ちが強くなっていたりね。
 何よりも涼しいのがいい。あと、食事が美味しい。
 イカ! ホタテ!

 ホテル暮らしで掃除と自炊が不要なので、一人暮らしと呼ぶのもおこがましい。一人住み。それが正しい。

 
 俺の部屋。狭いけれども、生活するには十分すぎる部屋。

 
 龗(おがみ)神社(漢字出るかな?)。
 ホテルより徒歩数分でたどり着く神社なのです。水神とかなんとか同期の民俗学大好きな小森クンが語ってくれたけれども、断片的にしか覚えられないこの脳みそ。
 興味がないわけじゃないのだけれども。

 
 蕪嶋神社。
 1万羽のウミネコと会える素敵観光スポット。
 当然のことながら大量の爆弾の応酬を受けることになるので傘必須。この時は雨が降っていたので雨傘も必須。
 幸か不幸かウンが付くことはなかったのです。付いたならば、絵馬がもらえたのだが。

 島を3周してからお参りするといいよ! という立て札があったので頑張って回ってみたけれども、大量のウミネコが行く手を阻む。
 攻撃してくるし! いてえぇ、ウミネコの「つつく」攻撃いてぇ!

 
 キリストの墓。
 十和田の近くに戸来村という村がありまして、そこでは古文書にキリストがやって来た、と残されているのです。
 そんなわけで、そのキリストさんが眠るお墓。
 怪しい、怪しいけれども、それでもなんだかとっても霊力に溢れていてあかん。
 ちなみに十字架が2つあるのは、もう1つがイエス・キリストの弟のイスキリさんのお墓だからだそうです。
 イスキリなんて、新約聖書には一度も登場しない名前だけれども、ええじゃないか。
 ところで、小森クンにすべて運転を任されたおかげで紙運転手としてはガクブルだったのだけれども、小森クンの寿命を数日縮める程度で事故はありませんでした。
 良かった良かった。

 
 奥入瀬渓流。
 去年も行ったのだけれども歩くことができなかったので、一年越しの夢叶えたり。
 水が澄んでいて綺麗! HP回復! マイナスイオン! リジェネ! バニシュ! デス!

 
 十和田湖。
 お昼ごはんは湖畔で上司の方々と美味しくおにぎりを頂きました。
 ピクニックみたいでマジ楽しかったです。

 
 中尊寺金色堂。
 3連休を利用して八戸から盛岡まで行ってきました。
 盛岡から数時間、平泉は一度行ってみたかった土地。
 清衡、基衡、秀衡と会える! 奥州藤原氏の残した光堂はいかがなものか!

 ……残念ながら写真は禁止されているので、外観を超有名なアングルから撮ってみた。
 中の金色堂は大変美しゅうございました。
 ロマンがある、そこにはロマンで溢れている!

 
 毛越寺。
 平泉にあるお寺でございます。
 見るべきポイントは、写真の遣水。
 「曲水の宴」というお祭りに使われていた水路でございまして、貴族の方々が水辺に座り、上流より杯が流れてくる間にお題の歌を詠みあうという、大変風雅な宴だったと言われております。
 実はこれ、平安時代のものとしては唯一遺っていたものでございまして、ここでしか見られない大変貴重なものなのです。

 そういったことに詳しい同期の妖怪少女である化猫ちゃんと2人、大興奮しながら見ていたのですが、他の人々には理解していただけなかったようです。
 なんと勿体無い。

 
 遠野のカッパ淵。
 盛岡より足を運んだ先は遠野。車で数時間。のんびりしていて実にいいところでした。
 なんだか村全体が変な感じにのんびりのんびり。
 このカッパ淵ではカッパを釣るためのキュウリが吊るされております。しばらく待ってみましたが、カッパは現れなかったようです。残念。
 でも、ときどきポチャン、と水がはねる、そんな不思議なところでした。
 「帰るよ、ばいばい」と言ってみたら、「またくるっちゃ」と返事してくれました。カッパはいるのかもしれない。いると信じればいる。


 こんな具合に、休みのたびに遊びまくった次第。
 写真はないけれど、青森の三内丸山古墳と青森県立美術館でキュンキュンしてきたりね! ロマンだらけなんだもの!

 テーマとして、ロマンは大事。
 魔女がいると信じれば魔女はいる。パワースポットであればそこはパワースポット。カッパが住んでいると感じればきっとそこにカッパがいる。
 縄文人が何を考えていたのか。奥州藤原氏は何を思って金色堂を立て、松尾芭蕉はどうして「五月雨を降り残してや光堂」という句を詠んだのか。
 そんな一つ一つがロマン。

 今しかできない新鮮な感動を得ることができて、とても光栄であります。


 つまるところ、ロマン。


 ゆえに。


 素敵。

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